ikurinkoの日記

急性前骨髄球性白血病になった私の闘病記録

血液の病気です

 

 

病院へ着き、

 

採血と腹部のエコーをし診察まで待つ。

 

 

名前を呼ばれ診察室へ入った。

 

妊娠の可能性はないですか?

と、真っ先に聞かれた。

 

ありません。

と答えた。

 

どうやら子宮辺りがすごく腫れていたみたいで

子宮外妊娠を疑ったらしい。

 

多分大量の経血があったせいだろう…

 

 

続けて先生が、

 

血液の病気です。

 

すぐ入院になります。ご主人にすぐ来てもらって、

血液内科に行ってください

 

と言われた。

 

 

 

頭が真っ白になった。

血液の病気?

 

 

この時はまだ病名など分からなかったが

血液の病気と言えば白血病くらいしか知らず

 

白血病だったらどうしよう…

 

その事ばかり考えていた。

 

 

この時あまりの頭痛で主人に電話するのも辛く

 

先生が電話をかけてくれた。

 

 

 

15分くらいして

主人がびっくりした表情で駆けつけてきた。

 

 

私は主人の顔を見て少しホットした。

 

心強かった。

 

 

そして二人で血液内科の診察室へ入った。

 

 

血液内科の部長先生だった。

 

ここでもハッキリした病名は言われない。

 

白血球の数値がかなり高い

すぐに入院の手続きをして骨髄検査をして治療をはじめましょう

 

との事だった。



そのような流れで、

2018.7.10  私の人生初めての入院生活が始まった。

 


この時白血球は23000

 

ヘモグロビン 6.3

 

血小板 5.0

 

であった。

 

非常に出血しやすく危ない状態だった。

 

 

車椅子に乗り病室まで運ばれた。

 

個室のクリーンルームだ。

 

そこですぐに骨髄検査をした。

 

初めての骨髄検査・・・

痛かった。でもそれ以上に体がしんどかった。

 

 

看護師さんが

すぐカテーテルして抗がん剤の準備しますねと言った。

 

 

抗がん剤

私癌なんですか?と聞いて泣いた。

 

 

すぐに先生がきて、白血病です。

急性前骨髄球性白血病。(APL)

今は非常に出血しやすい状態なので1番大事な時です。

抗がん剤と飲み薬で治療していきます。

と言われた。

 

 

私は、これは遺伝ですか?と聞いた。

私は母を肺癌で亡くしていたので怖かった。

 

 

遺伝ではないですよ。食生活とかでも無いし、ハッキリとした原因は分からないんです。

との事だった。

 

 

 

私が癌?白血病

次は私が死ぬの?

 

私は泣き崩れた。

と同時にもっともっと生きたい。はじめてこんな気持ちになった。

 

 

 

 

それから心臓のエコーをした。心臓は強く、薬にも負けないねと言われた。

 

 

カテーテルも入れる。

普通は大体首からだそうだが、私の場合は出血のリスクが高いため腕から入れることになった。

 

 

それから私の抗がん剤治療ははじまる。

 

同時にベサノイドというビタミンA誘導体の薬も飲み始めた。

前骨髄球の分化を正常化させる薬である。

 

このベサノイドが出来てからAPLの病気は劇的に治せるようになったようだ。

 

 

輸血もした。

 

全てが初めてで気持ちが追いつかないまま治療がはじまった。

 

 

私の父と広島から義母も駆けつけてくれた。

私が色んな管に繋がれている間、

主人、父、義母の3人で先生達から説明があったようだ。

 

 

最初の2週間はかなり大事な時です。

 

覚悟をしておいて下さい、と。

 

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